2016/10/05 ( Wed )

【売り買いだけじゃない! 運用方針を考える】

カテゴリー:投資 株式

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株式取引にも慣れてきたところで、運用方針を考えましょう。

投資(株式取引)を始める理由として、大きく分けると以下の2つに当てはまることが多いです。

  • 預金の代わり、老後のための資金作り

銀行に預けておいても全然増えない現代(2016年)では老後に待ち受けている物価上昇の波に耐えられないため、景気状況によって変化する株式でも資産を持つことで老後の生活を少しでも豊かにする。

  • 投資で生活を成り立たせる、金持ちになる

株式売買を本業として年収1000万以上を目指す、配当金で生活する、億を目指す等、投資一本で生活する。

『デイトレーダー』という言葉でイメージする状態です。

 

今回は、デイトレードが代表的な短期取引の『買い』と『売り』で利益を得る以外の方法について、いくつか紹介します。

●目次●

1.配当金を得る

 ①配当利回りは保証されていない

 ②権利確定日を確認しよう

2.株主優待を手に入れる

 ①代表的な株主優待の種類と例

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1.配当金を得る

配当とは、イメージしやすい例で説明すると、銀行に預金している場合の金利のようなものです。

もらえる配当は保有している株式の現在の株価の0%~7%と結構な幅があります。

この割合だけを見ると、配当利回りが高い株を選びたくなると思います。しかし、配当割合がなぜ高いのかを考える必要はあると思います。

配当に関する注意点として以下があります。

①配当利回りは保証されていない

会社が発表している配当利回りは保証された値ではなく、利回りが低くなったり、利回りが0%になることもあります。

具体的な例を出すと、大きな事故を起こしてしまった東京電力株があります。

東日本大震災が発生するまでは、ディフェンシブ銘柄として人気があり、配当利回りも3%程度ありました。しかしながら、地震発生後には株価の急落、赤字決算となり、配当利回りは0%になってしまいました。

 

  • ディフェンシブ銘柄

ディフェンシブ銘柄は、「ディフェンシブストック」とも呼ばれ、景気動向に業績があまり左右されにくい業種の株式のことをいいます。これは、景気後退期でも業績がさほど変化せず(赤字にならず利益を安定的に計上し)、「守りに強い」という意味に由来する呼称となっています。具体的には、生活必需品である食品や薬品、社会インフラである電力・ガス・鉄道などの銘柄(企業)を指すことが多く、通常、景気が低迷して、株式市場全般に手詰まり感が台頭した時などに消去法的な選択から物色され、人気化することが多いです。なお、ディフェンシブ銘柄に対して、景気動向によって受注や業績、さらには株価が大きく左右される銘柄を「景気敏感株」と言い、具体的には、紙パルプ・化学・鉄鋼などの素材産業や工作機械メーカー、運輸産業などの銘柄が代表として挙げられます。

(引用元:iFinance 株式投資用語集

 

 

 

その一方で会社の業績によっては、配当利回りが増えることもありえます。やはりどれだけ良い情報を手に入れて、配当を目的として株式取得においても、グロース株を見つけることができれば大きく資産を増やすことにつながります。

  • グロース株

グロース株は、「成長株」とも呼ばれ、その企業の経営戦略や事業展開、その企業が狙うマーケットの成長性などから判断して、今後も持続的に大きく成長することが期待される銘柄をいいます。これは、単純に成長している企業の銘柄を指す場合もありますが、一般的には「売上高」や「経常利益」などが年々増えていて、今後もさらに大きく増えると予想される銘柄を指すことが多いです。具体的には、社会構造の変化や高い技術力・ノウハウ、有望な特許などを背景に、景気動向には大きく影響されず、一定期間高い成長を期待できる、次世代の事業を行う新興企業や成長産業に属する企業などが該当します。通常、これらの企業は、現在の収益性や安定性より、将来の成長性が株式市場で評価されるため、株価が高く推移し、PER(株価収益率)は市場平均より高くなる傾向があります。なお、グロース株に対して、業績などが良いにもかかわらず、株価が低い状態で放置されている銘柄を「バリュー株(割安株)」と言います。

(引用元:iFinance 株式投資用語集

②権利確定日を確認しよう

配当は、保有してから何か月後というわけではなく、6月末等であらかじめ決まっています。

その権利が確定する日を『権利確定日』といいます。そして、その権利を得るための最終売買日を『権利付最終日』といい、その日までに株を保有しておく必要があります。

権利付最終日の翌日は『配当落日』といい、配当落日には株を保有していなくても配当金はもらえます。

 

権利確定日の前後で株価は変動します。もちろんそれ以外の大きな要因(リーマンショックやチャイナショック、イギリスのEU離脱等)の方が関係することが多いですが、株式全体で好調に上昇している場合でも権利確定日前後で変わることが多いです。

 

一番重要な点としては、配当金を決定する株価が変動することです。

銀行預金の場合は元金を保証した上で、利益が出ます。その一方で株の場合には、保有(購入済み)の株価にあわせて配当金を得ることになります。そのため、配当利回りだけで株(銘柄)を選んだ場合に、株価自体が大きく下がると配当利回り(株の購入時に想定していた利回り)が下がる上に、資産価値まで大きく下がることになります。逆に株価が大きく上がっていると、配当利回り・資産価値の両方が上がる可能性もあります。

 

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2.株主優待を手に入れる

株を保有することで得られる権利のひとつに『株主優待』というものがあります。

株主優待は本当にさまざまなモノがあり、個人個人の目的によって最適なものは変わります。

また、株主優待を手に入れるための条件は各社がいろいろなものを設定しており、株主優待を出している会社で多く採用されている条件に最低限の単元数があります。

これは、単元数が100株の場合に、100株以上保有している手に入れる権利があるものです。配当金と同じく「権利確定日」があります。そして、段階的に条件を設定していることも多いため、自分の資金と相談しながら保有する株数を調整してください。

①代表的な株主優待の種類と例

◎クオカード等の金券

  • (株)ビックカメラ

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用92600円)

  • イオン(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用149800円)

 

◎株主優待を発行した会社(グループ会社が含まれることもある)で使えるクーポン券、サービス券

  • (株)オリエンタルランド

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用642600円)

  • 日本マクドナルドホールディングス(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用304000円)

 

◎株主優待を発行した会社の製品を割引

  • テルモ(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用466000円)

  • ANAホールディングス(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用300400円)

 

◎株主優待を発行した会社のロゴ入り記念品、自社製品の詰め合わせ

  • カゴメ(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用265700円)

  • 日清製粉グループ本社(株)

(2016年7月19日現在:株主優待の権利取得にかかる費用846500円)

 

株を保有する期間を条件に設定する会社もあります。株を長期保有することで、株主優待の中身が2倍、3倍になることもあるので、しっかりと使い切れる株主優待である場合は、たった数年で元をとれる株もあるので、ぜひ探してみてください。

 

株主優待は10万円以下の資金でもお得にもらえるものも多くあります。株主優待を目的とした場合なら株価の変動をあまり気にしなくてもいいように思います。株主優待を発行している会社も長期保有してくれる株主を見つけたくて株主優待を手厚くしている場合もあるので、突然なくなるということは可能性として低いです。

そのため、株に初めて触れる人は、まず株主優待を目的として数種類の株を必要最低限の数を保有して、株の取引方法や株価の変動になれることから入るのもいいかもしれません。

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