2016/09/16 ( Fri )

【超簡単!誰でもわかる財務諸表の読み方】

カテゴリー:ビジネス 株式

LINEで送る
Pocket

【超簡単!誰でもわかる財務諸表の読み方】

『目次』

  • 財務諸表とは?

  • 財務諸表の重要性

  • 貸借対照表の読み方

  • 損益計算書の読み方

  • キャッシュフロー計算書の読み方

財務諸表を読む力は、株式投資をする人なら誰でも必要となるものです。

しかし、たいていの人は専門用語や数字の多さに

結局分からずじまいになってしまうことが少なくないのではないでしょうか。

実は、そんな一見むずかしそうに見える財務諸表は、

1度理解してしまえば意外と簡単に読み解くことができるのです。

少しずつ噛み砕きながら、誰でもわかるように

財務諸表の基本的な部分をお伝えさせていただきます。

financial_statements

1.財務諸表とは?

財務諸表とは、企業の業績や財務状況をまとめた資料のことです。

たとえて言うなら、企業の状態を知るための

健康診断書であり、企業の成績表のようなものです。

一般的には「決算書」とよばれ、大きく分けて次の3つの決算書からなります。

『貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書』

この3つの財務諸表を総称して、財務3表と言われています。

(参照元;初めてでもわかりやすい用語集

2.財務諸表の重要性

投資をする場合、その企業が投資の対象にできるかどうかを

判断する大きな材料の1つとなります。

株式会社であれば、必ず年に1回は財務諸表を作成して、

株主総会に提出する必要があり、

投資家にとっては、その企業の1年間の業績を見ることができる

重要な投資判断の材料となる資料です。

また、一般の人が目にすることができるまでに

決算から3か月程度かかるため、

事前に配布される要約された決算短信も大切な資料となります。

これらの資料は、企業のホームページなどでも見ることができます

 

※株主総会とは・・・株式会社を構成する機関のひとつで、株主全員で構成する会議のことです。

全ての株式会社は株主総会を設置しなければならず、株式会社における重要な事項は

この株主総会に議題として掲げられ決議されます。

 

財務3表である「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュフロー計算書」が

それぞれどんな目的で作成され

どんな特徴があるのが述べていきます。

 

(参照元;初めてでもわかりやすい用語集

引用元: http://kabukiso.com/apply/zaimu/index.html

 

3.貸借対照表(B/S)の読み方

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)とは・・・

ある一定時点での財政状態を表す財務諸表であり、

「企業が事業資金をどうやって集めて、

どのような形で保有をしているかを表すもの」です

そして貸借対照表では、次のことが読み解けます。

※ある一定時点とは、1月1日時点、3月15日時点など、ある日を基準に作成されます。

 

「資産」、「負債(借金)」、「純資産(自己資金)」の3つの大きな柱で成り立っていて、

右側の「負債」・「資本」合わせて総資本といい、事業資金をどうやって集めたかを表し、

左側の「資産」はどのような形でそれらの資金を保有しているかを表しています。

つまり左右の金額は、必ず同じになり 「資産」=「負債」+「純資産」 の関係にあります。

英語で、バランスシート(balance sheet、略称:B/S)とよばれる理由はここにあります。

ちなみに、専門用語で右側を「借方」、左側を「貸方」とよびます。

覚え方としては、下図のように考えると覚えやすいでしょう。

それでは「資産」、「負債」、「純資産」ついてそれぞれ簡単に説明していきます。

◇右側の資産について 

資産とは・・・「企業が集めたお金をどのような状態で持っているか?」を表し、

流動資産と固定資産に分けられます。

 

流動資産とは・・・1年以内に現金化することができる流動性のある資産です。

たとえば、株券や債券などの有価証券、代金回収前の売掛金、

預金や現金などがこれに当てはまります。

 

固定資産とは・・・長期にわたり保有する資産です。

たとえば、建物・機械・土地などがこれに当てはまります。

企業が設備投資を積極的に行うと増えてくる資産です。

固定資産に当てはまるものは、時間とともに劣化するものが多いので、

買い替えや修理など将来にわたって費用が発生する可能性が高いです。

 

◇左側の総資本について

 負債とは・・・「返さなければならない会社の借金の状態」を表します。

負債が大きすぎると経営を圧迫する要因にもなりかねません。

負債は、流動負債と固定負債に分けられます。

 

 流動負債とは・・・1年以内に支払わなければならない借金です。

たとえば、代金払い込み前の買掛金や短期に返済する借金などがこれに当てはまります。

 

 固定負債とは・・・1年以後に支払わなければならない借金です。

たとえば、企業が資金調達のために発行した社債や長期にわたる借金などがこれに当てはまります。

 

 資本とは・・・「投資家から集めたお金とこれまでの会社の利益の総計」を表します。

資本は負債とは違って返さなくてもよいお金なので、自己資本の比率(資本÷総資本)が

高いほど健全な経営をしているといえます。

 

◆注目しておきたい数字

銘柄を選ぶ際には、見落としがちな有利子負債に着目しておいてください。

今はマイナス金利で金利が低く、有利子負債が少し多くても気になりませんが、

将来に金利上昇がおきると負債にかかる利子が大きくなり、経営を圧迫する要因にもなりかねません。 

一概に、『有利子負債が多い会社=悪い会社』とは言えませんが、銘柄を選ぶ時には注目しておきたい数字です。

 

4.損益計算書の読み方

 損益計算書とは・・・「期間ごとの経営成績(もうけ具合)を表すもの」です。

損益計算書を読み解くことで、会社が稼いだ金額はもちろんのこと、

稼ぐためにかかった費用や本業で稼いだのか?副業で稼いだのか?という点まで把握できます。とても重要ですので、これはぜひ知っておきたい決算書であり、損益計算書では次のことが読み解けます。

それぞれを簡単にご説明しますので、下の説明と表を照らし合わせてください。

 

損益計算書で注目すべき数値は、『売上高』と、売上高から費用などを差し引いた、

『5つの利益(売上総利益・営業利益・経常利益・税引き前当期利益・当期利益)』です。 

グルーで表示されている5つの利益に注目していきます。

 

売上高とは・・・本業を軸に、業務での収入すべてを合計したものです。

売上高の大きさは、その会社の事業規模を表します。営業収益と呼ばれることもあるようです。

 

①売上総利益とは・・・売上高から、売上原価(仕入れなどの費用)を差し引いた(売上高-売上原価)

おおざっぱな利益のことを言います。

粗利益(あらりえき)とも言われます。

 

②営業利益とは・・・売上総利益から給料や家賃、通信費、交際費など会社を維持したり、

売上を上げるために使った経費を差し引いた額(売上総利益-販売費・一般管理費)です。

いわゆる本業の利益がこれに当たります。

※ 販売費 … 営業マンの給料や広告宣伝費などの営業活動に深い関係を持つ経費

 ※ 一般管理費 … 役員や事務職員の人件費や家賃など、販売には直接関係がない経費

 

③ 経常利益とは・・・営業利益に対して、

配当や利息など本業以外の収支(営業外収益・営業外費用)で加減した額です。

本業以外の利益を含めた会社の日常的な利益がこれに当たります。

 

④税引き前当期利益とは・・・経常利益に対して、

土地の売却益や退職金支払いなどの特別な理由による収支を加減した利益です。

税引き前当期利益は特別利益・特別損失が大きい場合に大きく変動する利益です。

 

⑤当期利益(純利益)とは・・・税引き前当期利益から、

税金を支払った残り(税引き前当期利益-税金)のことを言います。  

いわゆる純利益がこれに当たります。

株主の取り分は、利益の中から他の利害関係者が取ったあまりになります。

 

◆損益計算書をさらに深く読みたい場合

・損益計算書を期間ごとに並べることで、期間ごとの企業の力の推移を見て取れます

(企業のホームページの中にあるIR情報や四季報などを使ってください)。

企業の調子(現状)を見るのに最適な財務諸表です。

 

5.キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書とは・・・、「実際のお金の流れで会社の実態を表す財務表」です。  

キャッシュフロー計算書には、営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)、

投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)、

財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)の3つに分けられます。

※CF…キャッシュフロー。

これらの計算書を読み解くことで、お金がしっかりまわっているかどうかという

倒産リスクを見極めたり、会計期間の始めと終わりでどれくらいお金の流れに

変化があったのか?などを読み取ることができ、会社のお金の状態が

丸わかりになります。

 

◇キャッシュフロー計算書の3つの区分について

①営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)

  営業CFとは、本業による収入と支出の差額を表します。

 つまり、本業を行った結果に、

 手元のお金がいくら増えたか(…あるいは減ったか)がわかる項目です。

 この項目の合計額がプラスの会社は、本業が順調に行っている証拠となります。

 逆にマイナスの会社は、本業で苦戦しており、

 現金不足で苦しんでいることがわかります。

 営業CFのマイナスが続く会社は、

 少し危険な会社と見てもいいでしょう。

 

②投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)

  投資CFとは、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れを表します。

 通常、営業活動を行っていくためには、

 設備投資などの固定資産への投資が必要なため、

 優良企業は、この項目はマイナスであることが多いです。

 (お金を使った場合は、マイナスの表記となります。)

 逆にプラスの場合は、会社が持っている設備や、

 株、債券などを売った金額が投資分を上回っていることを示しています。

 

③財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)

  財務CFとは、キャッシュ(お金)の不足分をどう補ったのかを表します。

  株主に配当を支払ったり、自社株買いをしたり、借金を返済した場合は、マイナスになります。

 逆に借入金や社債などで資金調達すればプラスになります。

  優良企業は、この項目はマイナスであることが多いですが、

 経営難にもかかわらず、金融機関に返済を迫られて

 やむなくマイナスとなるところもあるようです。

 また、積極的に成長を目指す企業は、

 借入金などの資金調達も多くなりがちでプラスになることがあります。

■ 現金同等物

現金同等物という項目もあります。

これは、『現金及び現金同等物の増減』を表しています。

前の期と比べてプラスになっていれば金回りが順調で、経営状態もよいと言えるでしょう。

 

次に、具体的にどんな状態が存在するのかを見ていきます。

簡単に3つのパターンに分けてみました。

まず、①『優良企業系』ですが、営業CFがしっかりプラスを出していて、

その儲けから投資CF分のマイナスを補い、なおかつ

借金返済など財務CFのマイナスに当てていることがわかります

しっかり利益を上げているからこそ作られるキャッシュフロー計算書です。

次に②『積極投資系』ですが、

会社が成長するためにふくれ上がった投資CFのマイナスを、

営業CFのプラスと財務CFのプラスで埋め合わせているのがわかります。

優良企業系ほどの営業CFがないので、

財務CFのプラスで資金調達を強いられていますパターンに分けてみました。

 

最後③『しんどい系』ですが、まず、営業CFがマイナスです。

これで本業が苦しいことがわかります。

この本業の苦しさを、投資CFのプラスと財務CFのプラスで

埋め合わせているのがわかります。

手持ちの資産を現金化し、さらに資金調達も行っているという苦しさがうかがえます。

 

キャッシュフロー計算書を見て、優良企業系を選択していけば、

経営状態はまず問題ないと見ていいでしょう。

これを見れば企業のビジネスの規模・体質、つまり健康状態が分かり、

更に一年間(会計期間)にどれだけの利益を上げたのか、

つまりその年の成績が分かります。

以上、3つの財務諸表を説明してきましたが、

簡単にまとめますと以下のようになります。

 

3つの財務諸表にはそれぞれ特徴があり、

損益計算書を見て分からない事は

キャッシュフロー計算書を見て・・・と、

お互いに足りない情報を補完しあっています。

投資家として成功するために

財務3表を見合わせるのはもちろんのこと、

日頃から様々な企業の財務諸表を見て

利益を出せる企業を読み解けるようにしていきましょう。

(参照元:やさしい株のはじめ方初心者の株式投資道場

目次

【スポンサードリンク】

【スポンサードリンク】

LINEで送る
Pocket

Copyright© 2016 アセットサテライト, Inc. All Rights Reserved.

LINEで送る
Pocket