2016/10/05 ( Wed )

プロはこう読む!情報を使えるものにする方法

カテゴリー:投資 株式

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「目次」

1.企業分析する時の情報・指標の使い方

2.PER( Price Earnings Ratio )について

3.PBR (Price Book-value Ratio )について

4.貸借対照表とは?

5.損益計算書とは?

6.キャッシュフロー計算書を理解しよう

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【企業分析する時の情報・指標の使い方】

株のプロはどのような視点で情報を読み、投資に活かしているのでしょうか?

ここでは、実際の投資において大切になってくる、

自ら集めた情報を使えるようにするための情報分析の仕方、指標の見方などを紹介していきます。

株式投資をする際には株の状態を把握し、売り時や買い時の目標を立てることが重要です。

「今の株価が割安であるか、割高であるかを判断する」目安としてPERやPBRがあります。

【PER(Price Earnings Ratio )について】

PERとは株価収益率といって、“会社の利益と株価の関係”を表していて割安性を測ることができるものです。

時価総額÷純利益で求められますが、例えばヤフーファイナンスの株価収益率という部分がPERの数字になります。

具体的な数字を入れると…yahooファイナンスより引用)。

%e5%86%a8%e6%b0%b8%ef%bc%91

例えばPERが“10倍”であれば、純利益の10倍まで買われていることになり、投資した資金の回収までに“10年”かかると言う見方にもなります。

つまり、投資家がこの会社の株を時価(今の株価)で買うと、その投資額は広い意味で『10年間で投資額分が稼げる』ということを示しています。…ということは、PERが5倍であれば5年間で、20倍であれば20年間で投資額分が稼げるということを示します。

 このような理由から、PERが低い株は、投資額の回収までの期間が短いと言う意味で割安と言われています。

%e5%86%a8%e6%b0%b8%ef%bc%92

 PERの変化としては、株価が下がれば↓、PERも下がります↓。

逆に、株価が上がれば↑、PERも上がります↑。

純利益の視点から見ると、

純利益が前年より増えれば↑、PERを下げる↓要因となり、

純利益が前年より減れば↓、PERを上げる↑要因になります。

一般的に、『PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』といえます。

『その会社における、過去のPERや将来の予想PERと比較すること』もありますし、

『同業他社とPERを比較すること』もあります。

前者の場合は、PERの変化によりその会社内での割安性を読み取ることができますし、

後者の場合は、その業界平均のPERから見て割安か、割高かを比較することもあります。  

また、業界によって平均PERは異なります。

これは業界によって成長力や安定力などに違いがあるからです。

特にIT関連の銘柄は成長力期待が強く、

PERがとんでもなく高いです(100倍以上のところもあります)。

PERが高すぎる銘柄は成長がついてこないことがわかった時に、

急落する恐れがあるので個人的には避けて買わないようにしています。

ちなみに、東証一部の平均PERは約15倍くらいになっています。

では、PER(株価収益率)という数字を全体の平均や他の会社と比べる、

“相対的”な視点で考えてみましょう。

例えば、先ほど使った『PER=10倍』という会社があったとします。

仮に、この会社は東証1部に上場していて、

電力会社(東京電力や中部電力など)だったとします。

相対的に比較できるのは、所属する業界全体から見たPERです。

この場合は電力会社を例に取っているので、

【電気・ガス業】という欄を参照してください。

“東証1部”と仮定していますので、【東証1部】の欄を見てください。

業界全体のPERが15倍だった場合、

この電力会社のPER10倍というのは割安という判断になります。

気をつけたいことは、

「PERが低いからこの株は割安だ!とPERだけで投資判断するのではなく、

他の指標も参考にして総合判断をすること」です。

 

  • ポイント:PERは絶対的にも相対的にも利用できるので、いろいろな角度から活用する。

【PBR (Price Book-value Ratio )について】

PBRは株価純資産倍率と言って、“会社の純資産と株価の関係”を表しています。

先程のPERと同様に株価の割安性を測ることができます。

これを使うと、企業の持っている株主資本(純資産)から見た株価の割安度がわかります。

 

 特徴として、PBRが低ければ低いほど『株価が割安である』といえます。

仮に会社が仕事をやめて解散するとしたら、総資産から支払い義務のある費用を全て支払い、従業員に所定の給与や退職金を払って、それでも資金が残った場合はそれらは全て株主の物となります。

PBRの具体的な計算式は次のようになります(具体的な数字を入れた例)。

  • PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり株主資本(BPS
  • 1株あたりの株主資本(BPS)=株主資本÷発行済み株式数
  •  

 上の式を見ていただくとわかるように、株価を分子に、一株あたりの株主資本を分母に取っています。

株価が分子ですから、株価が下がれば↓PBRも下がります↓。 

また、分母である1株あたりの株主資本(BPS)が上がれば↑PBRは下がります↓。

  •  

 このように株価が下がったり↓、一株あたりの株主資本が上がる↑ことにより、PBRが下がり↓割安になります。

  •  

 このPBRという指標は 『PBR=1倍』というのが評価基準になります。

理論上は、PBRは1倍を下回らないと考えられるので、「PBRが1以下」の会社は割安性が極めて高いといえます。

 もし仮に、PBRが1以下の株式会社が解散した場合には、(持ち株数に応じて株主資本を受け取る権利がありますから)株主が儲かる計算になります。

ですから、業績が良いのにPBRがあまりにも低い場合は、解散価値(PBRはどうなのか?)が意識されて、株価の下支えの要因になることもあります。

 

 株価というのは、必ずしもあるべき価格で存在するわけではありません。

そのために割安株、割高株が生まれてきます。

割安株投資は、こういった割安の状態の株を発見して投資するため、市場のスキをついた投資であるともいえます。

  • ポイント:PBRも株価の割安感を測る一つの目安になる。 

 

もう一つ、情報を読み解く上で大切なのが財務諸表です。

これは、「会社の通信簿、もしくは健康状態を表す健康診断書のようなもの」 なので、理解できると「企業が病気(不調)なのか?健康(好調)なのか?」の判断をより正確にできるようになります。

財務諸表は、企業が決算期になると、開示情報として発行します。

投資対象にできるのかどうかを判断する大きな材料となるので、ぜひ知っておきたい内容です。

財務諸表というのは、『貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書』の大きく分けて3つの決算書からなります。

この3つの財務諸表を総称して、財務三表と言われています。

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【貸借対照表とは?】

貸借対照表というのは、「会社が事業資金をどうやって集めて、どのような形で保有をしているかを表すもの」です。

バランスシート(B/S)とも呼ばれていて、“資産” “負債(借金)” “資本(自己資金)”の3つに分けられます。

事業資金をどうやって集めたかを、負債・資本で表し、どのような形で保有しているかを資産で表します。 

よって、『資産=負債+資本』の関係が成り立っています。

【損益計算書とは?】

損益計算書というのは、「期間ごとの経営成績(もうけ具合)を表すもの」です。

プロフィット・アンド・ロス(P/L)とも呼ばれていて、売上高と5つの利益から成り立っています。

5つの利益とは、“売上総利益” “営業利益” “経常利益” “税引き前当期利益” “当期利益”であり、最終的に当期利益が会社の純利益となります。

ここがマイナスであれば、赤字です。

【キャッシュフロー計算書を理解しよう】

キャッシュフロー計算書というのは、『現金や預金などのお金の流れで会社の実態を表すもの』です。

CF(キャッシュフロー)と表すこともあります。

営業活動・投資活動・財務活動の3つの部分から成り立っています。

 それぞれを簡単に説明すると、営業活動は、販売や仕入れなど、本業に関わる活動を、投資活動は、工場や機械などの固定資産の購入・売却などの活動を、財務活動は、借入や株式発行など、資金調達・返済の活動のことを言います。

 

☆ポイント:財務諸表は「会社が今後も元気に頑張っていけるか? すでに病気になってしまっているか?」の判断ができるもの

 

情報分析は、株をやっていく上でかなり大事な部分ですから、力を入れてしっかり理解しましょう。

 

引用元:http://kabukiso.com/apply/useinfo/top.html

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